フローライトって蛍石なんです

ちょっと長めのことを書いてきます

戦姫絶唱シンフォギア 絶唱歌詞の意味!

Ⅰ. はじめに

前々から考えてた事なんですけど、ちょっと考えがまとまったので文章化して共有したいと思います。

あと、いまYouTubeシンフォギア全話無料配信(1日1話ずつ公開)やってるんでこの文見た人は必ず見ること。

Ⅱ. 絶唱歌詞全文

Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el baral zizzl

Gatrandis babel ziggurat edenal
Emustolronzen fine el zizzl

Ⅲ. 本論

まず公式に大文字が示されてたんで、上の歌詞は4つの文章からなると仮定しています。

その上で一文一文解読していきます。

その際文章であることを念頭に置いて動詞に着目しながら進めていきます。

Ⅲ-1 一文目(三文目)

Gatrandis babel ziggurat edenal.

まず単語ですが、zigguratはジッグラト、すなわち古代メソポタミアに置ける「高い建物」を示す名詞です。

ここで出てきた古代メソポタミアは作中で言及されてるアヌンナキと"シュメール人"という共通項で関連付けられます。詳細は割愛しますが実際にシンフォギアAXZ用語集にはシュメール人という単語も言及されています。

次にbabelという単語から連想されるものといえば「バベルの塔」です。シンフォギア本編中でも統一言語を無くし人々に言語の壁を与えたという設定は、やはりバベルの塔伝説との関連を感じられます。

とすると、「の塔」の部分がどこなんだろうとなります。わたしはそれこそが"ziggurat"に当たるのだろうと思います。

するとbabel zigguratでひとつの名詞、バベルの塔というものが浮かび上がります。

すると残るはGatrandisとedenalという単語なんですが、いやーこれが難しいというか諸説分かれるとこだと思うんですね。

edenalには"eden(=the garden of eden)"が隠れてるので(AXZにはアダムとイブも出てきました)そっちから攻めてもいい訳ですし、ともすればeternalとなんか似てんなとも思いますし(ガバガバ)これを解くにはまだピースが足りてないなと。

少なくともedenalをeden由来の言葉だとすると、余計なもんがくっついてる以上名詞だとは捉えにくく動詞か(エデンなれ=楽園なれ)形容詞か(楽園のような)なんですけど、現時点では保留ということで。(☆)

Ⅲ-2(二文目、四文目)

Emustolrozen fine el baral zizzl.

これもまず単語から。

まずbaralといえば言わずもがなbaralの呪詛でしょう。じゃあさっきと同じく呪詛が何かっていうと、elかzizzlですね。

ここから先が私がこの記事を書いた理由、つまりかなり自信のあるところなんですけど、結論から言いますと、この"el baral zizzl"は

el=定冠詞 baral zizzl=バラルの呪詛、と捉えられます。(定冠詞っていうのは英語でいえば"the"ってことです。)

el=定冠詞の根拠は「スペイン語にそういうやり方があるから」以上の理由がありません。いやでもね、こうやって捉えると、4文目の"el zizzl"がめちゃくちゃスッキリ捉えられるんですよ。直訳すれば「その呪詛」=バラルの呪詛となって二文目と四文目の内容が完璧に一致して、一、二文目と三、四文目で同内容を繰り返すいかにも「祈り」っぽい歌詞になるわけです。

zizzlを呪詛と訳すと聖詠の方にも色々面白いことができそうですが今日はやめておきます。

さて、el baral zizzlがバラルの呪詛と訳せたところで残りのふたつの単語"fine"と"emustolrozen"が余るわけですが、fineの意味は「終わる」系であると考えられます。fineを「フィーネ(固有名詞)」とやれなくもないんですけど、それだったら流石にイニシャル大文字だろうと言うことで却下しときます。

こう考えるとfineの品詞に応じてEmustolrozenの意味が大体ふたつに絞られます。

fineが名詞の場合Emustolrozenは動詞ということになり

バラルの呪詛が終わりを〇〇する

または、

終わりがバラルの呪詛を〇〇する

のどちらかです。

 

というのは浅はかですね。

もうひとつあります。

Emustolrozenが動詞だとすると文頭に動詞がドーンということになります。すなわち命令形の可能性が出てきます。

そうすると、Emustolrozenは目的語を2つとる動詞ということになり仮に主語をAさんだとすると、

(Aさんよ)終わりをバラルの呪詛に〇〇せよ!

(Aさんよ)バラルの呪詛を終わりに〇〇せよ!

となります。

以上4つの候補が挙げられます。(*)

残念なことにまだ、ここから絞るピースはないです。

あと、fine動詞にするとemustolrozenの意味が皆目見当もつかないんでここでは可能性の言及にのみ留めておきます。

Ⅳ.推論

ということで以下は雑な断定(直感)による雑な推論です。

上の仮定をひっくり返します。

そもそも僕歌詞の出どころよく知らないんですけど、ちょっと調べたらそれぞれの文の最後にピリオド存在しないっぽいんですよね。(cf 上松さんのTwitterJOYSOUNDの歌詞

とすると、Gatrandis babel ziggurat edenalがでっかい主語でEmustrolrozenが動詞、fineがO1でel (baral) zizzlがO2って取れるんじゃないかなって、根拠はないですけど。とすると、Gatrandisとedenalは両方ともzigguratにかかる形容詞的なもので、それぞれ意味を××、△△とすると、

☆と*両方考えると歌詞の意味は

××で△△なバベルの塔よ、終わりをバラルの呪詛に〇〇せよ!(もしくは、バラルの呪詛を終わりに〇〇せよ!)ってなりますね。

こうするとO1O2の違いとかどーでもよくなって〇〇せよ!が導け!みたいな?感じになって

そんでもってGatrandisとかGrandになんか似てるし、edenalもeden風のでもeternalでもまあどちらにせよ褒める系の言葉なんだなってなって、結論として、絶唱歌詞は

バベルの塔にバラルの呪詛の終焉を請い願う歌」ってことになると思うんですよ。

これ結構本質っぽくないですか?

同様の結論出してる人は死ぬほどいそうだけど。

これが語学弱者兼にわか適合者の僕の限界です。またなんかあったら適当に記事書くんでその時はまたよろしくお願いします。

ではでは。